2016年2月2日火曜日

具合が悪い時は、干しカレイと、味噌汁と、おじや・・・

子供の頃、風邪のひきはじめとか、体調がすぐれない時には、干しカレイを
あぶった物と、野菜の入っている熱いみそ汁に、かつお節と醤油の
おじやを、食べていました。
とても、美味しかったことを、覚えています・・・



じいやんは、魚屋だったから・・・

母方の祖父のことを、じいやんと呼んでいました。
じいやんは、魚屋でした。毎朝すんごく早くに、大きくて頑丈な、黒い自転車に
乗って、築地までご出勤です。

帰りにお土産にパンを、もって帰ることがありました。
そのパンをもらうと、私は、じいやんのパンパン、じいやんのパンパンと言い
ながら、大喜びをしたそうです。

じいやんが、魚屋だったせいか、祖母と母の魚の料理は、思い返すと
とても、美味しかった・・・
きっとお肉屋さんのおうちは、お肉料理が、美味しいんだと思います・・・

笹カレイや、柳カレイの干し魚は、今や高級品です。
干しカレイを、両面をあぶる程度に焼いて、醤油をたらっと少しだけたらすと、
これが、いけるんだなあ・・・

干しカレイは、たんぱくな味ですが、独特な味がします。お腹に卵が入っているのが
透けて見えて、綺麗な薄い色の、干し魚です。
姿が、とても品のいい感じで、お味も品がいいです。

じいやんのおかげで、美味しいお魚料理が、たくさん食べられました・・・



みそ汁も、おじやも、干しカレイも食べると、体調が良くなるような気がする・・・

子供の頃に体調が悪い時に食べた物が、美味しくて、今でもあの味は
覚えています。
干しカレイの味は、格別でした。ありあわせの野菜でつくった、熱いみそ汁を、
フーフーしながら食べました。
おじやは、かつお節と醤油で調理した、猫まんまです。
でもね、この猫まんまが、美味しいんだなあ・・・

この食事を食べて、体を暖かくしていると、何だか体調が良くなったような気が
したものでした。

こんな小さな頃から食べ物の、不思議な力を、感じていたのでしょうね・・・
体調がすぐれない時は、あたたかい食事をとる・・・
こんな事も一緒に、学んできたのでしょうね・・・

子供には、料理と言う愛情が必要だと、今さらながらに感じています・・・
























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